いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

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いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

お子様のマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名インビザラインファースト)

こんにちは。豊中市上野西いわさきファミリー歯科矯正歯科院長岩﨑将也です。私事ではございますが昨日40歳になりました。自分が矯正治療を始めたのが30年前、歯科医師免許を取得し、矯正治療に従事したのが16年前…年を取るってあっという間ですね。これからも体調(体重)に気をつけながら長く地域の皆様のお口の健康に貢献できるよう日々邁進してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。

さて、今回は当院でも多くのご支持をいただいております、お子様向けマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名インビザラインファースト)についてお話しようと思います。

①インビザラインファーストとは?

インビザラインファーストとは、成長過程にあるお子様向けのマウスピース矯正装置です。それこそ私が矯正治療を始めた30年前は取り外しのきかないワイヤー矯正しかありませんでしたが、革新的な技術の進歩によりお子様にも対応可能な取り外し式のマウスピース矯正が可能になりました。

 

②特長

マウスピースを用いた矯正治療[インビザライン ファースト]では、取り外しのきかないワイヤー装置を使用せず、いつでも取り外しが可能なマウスピースを用いて治療を行えるのが大きな特長です。矯正装置が目立つことが気になったり、違和感に馴染めなかったお子様も、安心して矯正治療を進めることができます。

また、インビザラインファーストはデジタルテクノロジーを用いて治療前に歯の動きをシミュレーションすることができ、治療中や治療後のイメージをすることができます。また、歯への力のかけ方もコンピューターで制御設計されますので痛みも軽減できます。

 

③メリット・デメリット

メリット

1)目立たない  最近マスクをしていることが日常的になり、そこまで矯正装置の目立たなさは気にならないかもしれませんが、目立たなさで言えばマウスピース矯正でしょうか。

2)むし歯になりにくい   ワイヤー矯正の場合、かなり歯磨きが大変で私自身も矯正治療中、口酸っぱく歯磨き頑張るように言われたのを覚えています。マウスピースは取り外しができるため普段どおりの歯磨きをすることでお口の中を衛生的に保ったまま矯正治療をすすめることが可能です。

3)食事制限や運動制限なし   お食事中は外していただきますので、なんでも食べて大丈夫です。また、従来の装置に比べお口の中を傷つけたりがないのでアクティブに運動できます。

4)治療期間短縮   従来に比べて治療期間が短くなる傾向があります。これについては④で詳しくお話しします。

子どもの矯正歯科

デメリット(注意点)

1)お子様の協力が必要不可欠   取り外しができる分、装置つけるのをさぼったり忘れたりが続くと治療の効果が現れず、むしろ治療期間が長くなってしまう可能性があります。

2)適さないケース   全てのお子様がインビザラインファーストで治療可能なわけではありません。特に骨格的な問題がある場合(出歯や反対咬合など)は別の装置での治療になる可能性があります。

3)外すタイミング  お食事やちょっとした飲み物(糖分を含むもの)の際は装置を外しますので、それがいちいち面倒くさいといった意見もあります。その場合は固定式のほうが効率的かもしれません。

 

④従来の小児矯正との違い

・従来の矯正治療

従来の小児矯正の場合、左上のような装置(拡大床)を用いてあごの横幅、大きさを広げる治療がメインとなります。顎の成長をコントロールすることを目的とし、週に一回決められた曜日にネジをご本人(または親御様)に回して頂く必要があります。拡大がメインとなるため永久歯はある程度の位置に誘導はされますが歯並びまで整えることは難しいです。そのため肝心な歯並び、見た目を治すとなるとワイヤー矯正などの別の装置が必要となります。また、拡大床とワイヤーの併用は難しく、拡大は拡大で終わってから装置を変更して歯並びを整えるため期間が長くなりがちです。

・インビザラインファースト

対して、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザラインファースト)では、「顎を広げながら1つ1つの歯を動かして、歯をきれいに並べることができる」という特長があります。顎を拡大すると同時に、気になっている前歯の凸凹やガタガタ、捻れて生えてきた等にも歯の位置を修正することが可能であり、1年~1年半の短い治療期間で見た目にも大きな変化が期待できます。ねじ回しなどお家でやっていただく作業はありません。小児矯正は本人はもちろん親御様の協力が不可欠となるため、装置やお口の管理が容易であることは、お子さまの矯正治療にとって大きなメリットとなり得ると考えます。

 

最適な治療時期を逃さないために

小学校低学年の頃は、歯並びやかみ合わせの鍵となる(keytooth)とても大切な6歳臼歯が生えてきたり前歯が永久歯に生え変わる時期で、学会レベルで<矯正歯科での歯並び・かみ合わせチェック>を推奨している時期です。保護者の方においても「おとなの歯が生えてきたら歯並び悪くなったな…この歯の生え方は放っておいて大丈夫かな」などいろいろな疑問やご不安が出てくる時期でもあるかと思います。もちろんインビザラインファーストが全てではありません。ご希望もお伺いしながらお子様ひとりひとりに合った装置をご提案できたらと考えています。お子様の歯並び・かみ合わせで気になることございましたらお気軽にご相談ください。

 

お子様の矯正歯科治療は豊中市の矯正歯科クリニック「いわさきファミリー歯科・矯正歯科」へ