いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

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いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

酸っぱい食べ物で歯が溶ける!?

こんにちは。

豊中市上野西 いわさきファミリー歯科・矯正歯科 院長 岩﨑将也です。

暖かい日が多くなり過ごしやすくなりました。桜の木も満開になりつつありますね。

いよいよ桜の見頃が近づいてきました。

暖かい日も多いので散歩がてらお花見を楽しみましょう。

さて今回は酸蝕症のお話をしようと思います。

あまり聞き慣れない言葉ですが酸蝕症とは食べ物や飲み物に含まれる酸で

歯が溶ける状態のことで日本人の4人に1人が酸蝕症と言われています。

また逆流性食道炎や摂食障害による嘔吐が酸蝕症を引き起こす

原因にもなります。

酸蝕症になりやすい食べ物や飲み物は

・炭酸飲料

・オレンジジュースなどの柑橘系ドリンクやスポーツドリンク

・黒酢やリンゴ酢などのお酢系ドリンク

・ビタミンCなどを含む酸性ビタミン剤やサプリメント

などです。

酸蝕症は酸を多く摂取することでお口の中が強い酸性になり

エナメル質が溶けてしまうとその下にある柔らかい象牙質が

むき出しになりいろいろな症状を引き起こします。

具体的には

・知覚過敏(冷たいものや甘いものなどでしみる)

・虫歯になりやすい、虫歯のような痛み

・歯に穴が開く

・歯の表面が白濁、または黄ばむ

・歯が全体的に薄くなる、凹みがある

・歯がザラザラする

・詰め物と歯の間に隙間ができる

といった症状が挙げられます。

ここで注目していただきたいのが、酸蝕症は虫歯ではありませんが、

虫歯菌が歯面にくっつきやすい状態が続くことで虫歯になりやすくなる

ということです。またお口の中全体で繰り返し酸と接触することで

広範囲に歯が溶けてしまうことがあり注意が必要です。

 

では酸蝕症を防ぐためにはどのようにしたらいいいのでしょう。

・長時間歯を酸にさらさない

→酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ、だらだら食べたり飲んだりしない。

・酸性の飲食物を摂った後は少し時間をおいて歯磨きする

 →唾液の緩衝作用により中性に戻るのに30分程度かかるので少し時間を置く

・酸にふれた歯が柔らかい間は余計な力を加えない

→歯が削れてしまいやすいので強いブラッシング圧で歯磨きしない

・寝る前は酸性飲食物を控える

→就寝中は唾液の分泌が少なくなりPHが中性に戻りにくい

・歯科医院でフッ素を塗る

→フッ素を定期的にコーティングして溶けにくい歯にする

 

といった対策が必要です。

酸蝕症の発症は生活習慣と大きく関わりのある現代病といわれています。

定期的に歯科を受診し、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう。

 

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