ブログ|大阪府豊中市の矯正歯科を行ういわさきファミリー歯科・矯正歯科

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ブログ|大阪府豊中市の矯正歯科を行ういわさきファミリー歯科・矯正歯科

歯石ってなに?

豊中市 いわさきファミリー歯科・矯正歯科 院長 岩崎 将也です。

過ごしやすい日が続き、外に出かけるのも楽しくなる季節になりました。

もうすぐG.Wですね。今年は10連休の方もいらっしゃるようですね。

コロナには十分気をつけて感染対策をして連休を楽しみましょう!

さて今回は歯石についてお話したいと思います。

歯医者さんに行くとよく歯石という言葉を聞くと思います。

では歯石とは何でしょう?

歯石はプラーク(歯垢)からつくられます。プラークは細菌の塊で

歯にくっついたプラークはそのうち死んで固くなり石灰化し、この固くなったプラークと

唾液の中に含まれるカルシウム成分が混ざったり、さらに別のプラークがくっつくことで

徐々に固くなっていきます。

いわば歯石は歯周病菌や虫歯菌の死がいの集合体ということになります。

また、歯石はザラザラしているのでプラークがくっつきやすく、歯磨きでは

除去できないためどんどん増え続けるため歯ぐきが腫れる、出血するなどの

トラブルの元となり、歯石自体が歯ぐきを傷つけてしまうこともあるので

除去しなければなりません。

そして歯石には「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2つがあります。

歯ぐきより上の部分にあるのが歯肉縁上歯石、歯の根っこの奥深くにあり、目で

確認できないのが歯肉縁下歯石です。

それぞれ歯とくっつく力が違うため除去のしやすさも異なります。

歯肉縁上歯石は黃白色をしており成長すると数本の歯にまたがって形成され大きな

塊となります。縁上歯石は歯とくっつく力が弱く比較的簡単に除去できます。

縁上歯石には付着しやすい場所があり、下の前歯の裏側、上の奥歯の表側

が付きやすいと言われています。

一方、歯肉縁下歯石は褐色や暗褐色で黒っぽい色をしていて強く石灰化していて

非常に硬いのが特徴です。縁上歯石は歯の根っこにガッチリくっつくので簡単に

除去できませんし、この縁下歯石が歯周病を進行させる悪玉の歯周病菌が沢山

住みついていると言われており歯周病の進行を食い止めるにはこの縁上歯石を

いかに取り切るかがポイントとなっています。

歯周ポケットが深い人は縁下歯石が奥深くにくっついているため歯科医院で手用器具を

使って歯石除去をしたり、歯ぐきを切って中の状態を見えやすくして奥深くの歯石を

除去する治療を行います。

 

歯石やプラークは歯周組織を刺激し、

血管透過性の促進→血液成分が血管外に漏れ続ける→歯ぐきが腫れる→

炎症が激しくなる→免疫応答が強くなる(刺激に対する反応が強くなる)→

歯周組織が破壊される→歯周組織が壊死する(歯を支える骨も壊死する)

といったように炎症がドミノ倒しのように次から次へと連鎖的に起こりますので

これを止めるためには原因となるプラーク、そしてそのすみかとなる歯石の

除去が重要となります。

歯石を取った後も歯科医院での定期検診で歯石の付着状況を検査して確認し、

プラークコントロールを徹底が重要な鍵となります。

皆さんも是非、歯周病の検査をしてご自身のお口の中の状態を把握しておくことを

おすすめします。

 

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