いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

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いわさきファミリー歯科・矯正歯科|大阪府豊中市のファミリー向け歯医者

むし歯の治療って?

こんにちは。豊中市上野西 いわさきファミリー歯科・矯正歯科 院長 岩崎将也です。

毎日暑い日が続きますね。寝苦しさとセミの鳴き声で目が覚める毎日です。

もうすぐお盆休みですが皆さんくれぐれも熱中症や新型コロナに注意して休暇を

楽しみましょう!

さて今回はむし歯の治療についてお話したいと思います。むし歯の治療のなかでも

歯の神経(抜髄・根管治療)にフォーカスしたいと思います。

むし歯が大ききなってしまい神経まで達して自覚症状(ずっとズキズキ痛い、冷たいもの、

温かいものがしみる、咬むと痛い等)がある場合、その歯の神経を取る治療をします。

具体的にはどのような治療なのでしょうか?

根の神経を器具を使って取り除き、何度か拡大、清掃、消毒を行います。

痛みなどの症状は大体数回の治療で軽減しますが、根っこが細い、曲がっている、根っこの先

で二股に分かれている等の特徴があるときは治療が長引くことがあります。

もちろん太くて清掃しやすい根っこや、曲がっていない根っこの場合はそれほど回数はかかりません。

このことからよく患者さんからどのくらいで治療が終わりますか?と聞かれることがありますが

はっきり治療期間を断言できないことが多いのが現実です。

そして抜髄・根管治療が不十分だと、何年か経って根っこの先で膿んでしまい、腫れて痛みがでてくる

こともあるのでいかに最初の根管治療が重要であるかをお話させていただいています。

特に難しいケースは最初の治療が肝心ですので急ぎ過ぎず治療することが重要となります。

この治療で器具を使うのですが、まず1つはリーマーと呼ばれるステンレス製のファイルです。

これは手用で使用します。これは弾性がないので、どちらかというと曲がっている根っこや

細い根っこを拡大する時に破折したりステップといって拡大中に段差を形成してしまう可能性があり、

ステップを形成すると根っこの先までの治療が難しくなり、注意が必要です。

また手用のみで使用するため治療に時間がかかる傾向にあります。

ですが、閉鎖している難しい根っこの先の穿通は手指感覚が必要な時がありこのようなときはリーマー

を使うことが多いです。私も用途によって、よくリーマーを使います。

 

       

 

そして当院でも使用している2つ目の器具はニッケル・チタンロータリーファイルです。

このファイルの特徴は優れた柔軟性(超弾性)をもち、形状記憶なので曲がった根っこや、ある程度

細い根っこの拡大が可能です。また手用ではなく専用の機械を使うので拡大、清掃がスムーズなので

治療時間を短縮できるという利点があります。

そして機械できれいに拡大、形成できるので、根っこに最終的なお薬を入れる時に緊密に充填できる

という利点もあります。

 

                  

 

他にも様々な器具を使い根管治療を行っていますが、今回は主に使用している2種類の器具について

お話させていただきました。

年齢によって根っこの状態は違いますし時には複雑な形態をしていたり、難しいケースもあり簡単には

いかず繊細な治療を求められますが患者さんには進捗状況を都度説明させていただきながら治療にあ

たっています。