保定ってなに?
- 2023年2月4日
- お知らせ
こんにちは。豊中市上野西のいわさきファミリー歯科・矯正歯科です。寒い日が続きますね。保育園や幼稚園ではインフルエンザが流行っているそうで…引き続き体調管理にはご注意ください。
さて、今回は矯正治療終了後の「保定」についてお話したいと思います。保定という言葉、ご存知ですか? 歯の矯正治療は、矯正装置をつけて頑張って歯並び・かみ合わせを治したら即終了!ではありません。治療が完了したら次は、「保定装置(リテーナー)」を使用してキレイになった歯並びを安定化させてキープする必要があります。やっと治療が終わったのに、また装置をつけなきゃならないの?!と思われる方も多いかもしれませんが、保定は非常に大切な期間なんです。
保定とは
歯並びがキレイになった後、移動させた歯や顎の良好な位置関係を長期間保持して、安定できる条件を整えることを『保定』と言います。矯正治療を経てキレイな歯並びを得ても、歯はその位置で安定しているわけではなく、治療後何もせずにいると『後戻り』といって、矯正治療をする前の元の位置に戻ろうとする動きがあります。前歯の凸凹が戻ってしまったり、抜歯したスペースが開いてきたりしてしまいます。せっかく頑張ってキレイになったのに、また再治療とか考えたくないですよね。。そうならない為にも、保定装置(リテーナー)でしっかりと保定して正しい位置で歯を安定化させる必要があります。
リテーナーの種類
取り外しのできるマウスピース型やワイヤーを組み込んだプレートタイプ、ワイヤーを直接歯に接着させて固定する取り外しできない固定式タイプなど様々なリテーナーがあります。装置によってメリット・デメリットがりますので、その方その方に合ったリテーナーをご提案させていただきます。
保定期間は?
治療に要した期間や歯の移動量にもよりますが、一般的には2~3年といわれています。治療が終わって装置を外した瞬間が一番後戻りが起きやすく、最初の半年間はほぼほぼ24時間(食事・歯磨き以外)リテーナーを装着していただきます。半年後以降、状態を確認して就寝時のみリテーナー使用となります。ただ、2,3年リテーナー使用すれば100%戻らないとうわけではなく、その後も2日に1回夜だけでもリテーナー使用したほうが安定性は良いといえるでしょう。ちなみに海外では、「リテーナーは一生だよ」と説明されることもあるとか…。
私院長、高校生の時に矯正治療終了しましたが、お恥ずかしながらリテーナーをサボってしまい後戻りが起きてしまいました。20年ほど放置していましたがこの度再治療することにしました!その模様はまた次の機会にブログ等で報告したいと思います。